✅ 決意・手続き

個人再生の流れと手順|申請から認可決定まで完全ガイド

公開日:2026年5月9日|監修:よりそいマネー編集部

📋 この記事の内容

  1. 個人再生とは|借金を最大5分の1に圧縮する仕組み
  2. 個人再生を選ぶべき人の条件
  3. 個人再生の流れ|8ステップで解説
  4. 小規模個人再生 vs 給与所得者等再生
  5. 再生計画案とは|返済額はいくらになる?
  6. 費用と期間の目安
  7. 必要書類一覧

個人再生とは|借金を最大5分の1に圧縮する仕組み

個人再生とは、裁判所を通じて借金の元本を最大5分の1(最低100万円)まで圧縮し、3〜5年で返済する法的手続きです。

任意整理との最大の違いは「元本も削減できる」点。自己破産との違いは「財産を手放さずに済む」点です。マイホームを守りながら大幅な減額ができるため、住宅ローンが残っている30〜40代に特に向いています。

💰 元本を最大5分の1に
🏠 マイホームを守れる
💼 仕事を続けられる
📋 官報掲載あり(影響ほぼなし)
任意整理との違い:任意整理は利息のみカット。個人再生は元本ごと圧縮できるため、借金が大きい(目安300万円以上)場合に圧倒的に有利です。

個人再生を選ぶべき人の条件

条件内容判定
継続した収入がある 給与・年金・事業収入など安定収入が必要 必須
借金総額が5,000万円以下 住宅ローンを除いた借金が5,000万円以下 必須
マイホームを守りたい 住宅ローン特則を使えば自宅を守れる 最大の強み
自己破産したくない 資格制限・ギャンブルが原因など 向いている
借金の原因がギャンブル 自己破産では免責リスクがある場合 個人再生なら問題なし
収入がまったくない 返済原資がないと再生計画が組めない 自己破産が適切

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個人再生の流れ|8ステップで解説

個人再生は裁判所を通じた手続きのため、任意整理より時間がかかります。弁護士のサポートが必須です。

小規模個人再生 vs 給与所得者等再生

個人再生には2種類あります。収入の種類によってどちらを使うか変わります。

小規模個人再生
自営業・フリーランス向け
  • 継続収入があれば誰でも利用可
  • 債権者の同意が必要(否決リスク)
  • 返済額の設定が柔軟
  • 最低弁済額が低い
  • 給与所得者も使える(一般的)
給与所得者等再生
給与所得者向け
  • 給与など安定した定期収入が必要
  • 債権者の同意が不要(安心)
  • 可処分所得の2年分以上を返済
  • 最低弁済額が高くなりやすい
  • 給与明細で収入証明が容易
どちらを選ぶか:給与所得者でも「小規模個人再生」を使うケースが多いです。ただし債権者の同意が得られない業者(一部のカード会社)が存在する場合は「給与所得者等再生」が安全。弁護士と状況を見ながら選択します。

再生計画案とは|返済額はいくらになる?

個人再生では、圧縮後の返済総額(最低弁済額)が法律で定められています。

借金総額と最低弁済額の対応表

借金総額最低弁済額圧縮率
100万円未満 全額 圧縮なし
100〜500万円 100万円 最大80%削減
500〜1,500万円 借金の5分の1 最大80%削減
1,500〜3,000万円 300万円 最大90%削減
3,000〜5,000万円 借金の10分の1 最大90%削減
✅ 認可後、この金額を3〜5年で分割返済。残りは免除。
注意:清算価値保障原則「財産の総額」と「最低弁済額」を比較し、高い方が実際の返済総額になります。預貯金・車・不動産の評価額が影響するため、弁護士と正確に試算することが重要です。

費用と期間の目安

費目目安
弁護士費用 30〜50万円(分割払い可)
裁判所費用(収入印紙・予納金) 約1〜2万円
個人再生委員費用(裁判所による) 約15〜25万円(東京地裁など)
合計目安 約35〜80万円
手続き期間 約6ヶ月〜1年
返済期間 3〜5年(認可後に開始)
費用が払えない場合:法テラスの民事法律扶助を利用すると弁護士費用を立て替えてもらえます。→ 法テラスの活用法はこちら

必要書類一覧

自己破産より書類が多い傾向にあります。弁護士が整理を手伝ってくれるので、まず相談を先行させても問題ありません。

📄本人確認書類・住民票
📄給与明細(直近3〜6ヶ月)
📄源泉徴収票(直近2年)
📄確定申告書(自営業の場合)
📄借入先一覧と残高証明書
📄通帳コピー(全口座・直近2年)
📄財産目録(不動産・車・保険)
📄不動産登記事項証明書(住宅ローンあり)
📄住宅ローン残高証明書
📄家計収支表(直近2ヶ月)
住宅ローン特則を使う場合は書類が追加になります。住宅ローンを残しながら自宅を守る「住宅資金特別条項」の詳細は→ 個人再生で住宅ローンを残す方法

個人再生のことを、まず弁護士に相談してみましょう

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よりそいマネー編集部
借金・債務整理・家計管理をテーマに、法律的に正確で読みやすい情報を発信しています。記事の内容は弁護士・司法書士の監修を得て作成しています。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的アドバイスではありません。実際の手続きは個々の状況・裁判所によって異なります。弁護士・司法書士にご相談ください。
※費用・期間・最低弁済額はあくまでも目安です。
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