✅ 決意・手続き
借金はいくらから整理すべき?任意整理・個人再生・自己破産の目安金額
公開日:2026年5月9日|監修:よりそいマネー編集部
「金額」より「月収比」で判断する
「借金が100万円なら大丈夫」「300万円超えたら整理が必要」という単純な話ではありません。重要なのは借金の総額ではなく、月収に対する返済負担の割合です。
月収比で見る返済負担の危険水域
月収別・返済限界ラインの目安
| 月収(手取り) | 安全圏(〜20%) | 要注意(20〜35%) | 危険水域(35%超) |
| 15万円 |
〜3万円 |
3〜5.2万円 |
5.2万円超 |
| 20万円 |
〜4万円 |
4〜7万円 |
7万円超 |
| 25万円 |
〜5万円 |
5〜8.75万円 |
8.75万円超 |
| 30万円 |
〜6万円 |
6〜10.5万円 |
10.5万円超 |
月収の3倍を超えた時点で「整理を真剣に検討すべき」サインです。月収20万円なら借金60万円超、月収30万円なら90万円超が目安。この段階では利息の返済だけで元本がほぼ減らない「利息貧乏」状態になっています。
手続き別・向いている借金の金額帯
借金の総額と状況に合わせて、どの手続きが向いているかをまとめました。
利息をカットして月々の返済を減額する手続き。裁判所を通さないため手続きが早く、職場・家族にバレにくい。消費者金融・カードローンのリボ払いに最も効果的。
- 継続した収入がある
- 元本は残るが利息をゼロにできる
- 3〜5年で完済できる見込みがある
- 特定の業者だけ整理することも可能
元本を最大5分の1まで圧縮する手続き。任意整理では返済しきれない大きな借金に有効。マイホームを守りたい場合にも最適。
- 安定した収入がある(年金・給与)
- 住宅ローンが残っている
- 任意整理では減額が足りない
- 自己破産は避けたい事情がある
借金の金額より「返済能力があるかどうか」で判断します。収入がなく、任意整理・個人再生でも返済の見込みが立たない場合に使います。借金がゼロになります。
- 収入がない・極めて少ない
- 他の手続きで返済が不可能
- 資産(財産)がほぼない
- 少額でも収入がない場合は対象になる
「少額だから任意整理できない」は誤りです。50万円以下でも利息が高く返済が苦しければ任意整理は有効です。逆に「1,000万円あるから自己破産しかない」ではなく、収入があれば個人再生も選択肢になります。金額だけで判断しないことが大切です。
今すぐ確認|借金整理を検討すべき7つのサイン
金額よりも「今の状態」で判断することが重要です。以下に1つでも当てはまれば、早めに相談を検討してください。
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返済のために別の業者から借りている(借り換え・自転車操業)
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毎月の返済が収入の3分の1を超えている
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利息ばかり払って元本がほとんど減らない
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督促の電話・手紙が来るようになった
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食費・光熱費など生活費が足りなくなっている
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借金のことが頭から離れず、睡眠や仕事に影響している
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「このままでは終わりだ」と感じている
1つでも当てはまったら、今が相談のタイミングです。早く動くほど選べる手続きの幅が広く、解決後の人生への影響も小さくなります。
借金が少額でも「過払い金」でゼロになる可能性
2010年以前に消費者金融・クレジットカードを使っていた場合、過払い金(払いすぎた利息)が発生している可能性があります。
💡 過払い金とは
かつての高金利(グレーゾーン金利)で払いすぎた利息を取り戻せる制度。借金が残っていても過払い金を計算すると「実はすでに完済状態」や「借金が大幅に減額される」ケースがあります。
過払い金が発生しやすい条件
- 2010年以前から消費者金融・クレジット会社に借入がある
- 長期間(5年以上)同じ業者と取引している
- アコム・プロミス・アイフル・武富士などの旧金利時代の業者
過払い金の時効は10年。気づかないまま時効を迎えると請求できなくなります。心当たりがある方は早めに弁護士・司法書士に確認を。→
過払い金の詳しい解説はこちら
「少額だから相談できない」は大きな誤解
よく聞く誤解を正します。
誤解①「30万円くらいじゃ相談するほどじゃない」
収入や生活状況によっては30万円の借金でも整理の対象になります。利息が年18%なら1年で5.4万円が利息として消えます。早く解決するほど総支払額が減ります。
誤解②「多すぎて解決できないと思っていた」
個人再生では5,000万円まで対象、自己破産では金額に上限はありません。どんな金額でも法的に解決する手段はあります。
誤解③「弁護士に相談するほどじゃないと思っていた」
無料相談を提供している事務所がほとんどです。「相談だけ」でも全く問題ありません。むしろ早い段階で状況を把握しておくことが、最終的な解決コストを下げます。
放置するほど借金は増えます。督促が来ている・差し押さえが迫っている段階では選べる手続きが減ります。「まだ大丈夫」と思っているうちに相談するのが最善です。