借金・債務
債務整理後、ローン・クレカはいつ作れる?信用情報の回復ガイド
2026年6月27日
更新:2026年6月27日
読了時間:約9分
結論:事故情報が消えればまた作れる。任意整理は完済から約5年、個人再生・自己破産は約5〜7年
債務整理をすると信用情報に「事故情報」が登録され、その間はローン・クレジットカードの新規審査が通りにくくなります。ただし永久ではありません。一定期間が過ぎると事故情報は消え、また通常どおり申し込めるようになります。目安は任意整理=完済から約5年、個人再生・自己破産=手続きから約5〜7年。下の表で手続き別に確認してください。
| 手続き | 事故情報が消える目安 | その後 |
| 任意整理 | 完済から約5年 | ローン・クレカに申し込み可 |
| 個人再生 | 手続きから約5〜7年 | ローン・クレカに申し込み可 |
| 自己破産 | 手続きから約5〜7年 | ローン・クレカに申し込み可 |
※登録期間は信用情報機関により異なります。事故情報が載っている間の生活への影響はブラックリストに載るとどうなる?で解説しています。
手続き別・作れるようになる時期
債務整理をすると、信用情報機関に事故情報(俗に言うブラックリスト)が登録されます。新たにローンやクレジットカードを作れるのは、この事故情報が消えてからです。手続きによって時期が変わります。
任意整理:完済から約5年
任意整理の場合、和解した借金を完済してから約5年で事故情報が消えるのが一般的です。「手続き開始から」ではなく「完済から」が起点になる点に注意しましょう。
個人再生・自己破産:手続きから約5〜7年
個人再生・自己破産は、手続き(官報公告など)から約5〜7年で事故情報が消えます。信用情報機関によって登録期間が異なるため、一律ではありません。
⚠️ 「○年経てば自動で通る」わけではありません。事故情報が消えても、収入・勤務先・他社借入などの審査はあります。あくまで「審査の土俵に戻れる」のが事故情報の消滅です。
信用情報機関ごとの登録期間
日本には3つの信用情報機関があり、それぞれ加盟する金融機関と登録期間が異なります。ローン・カード会社はこれらの情報を照会して審査します。
| 信用情報機関 | 主な加盟先 | 事故情報の登録期間の目安 |
| CIC | クレジットカード・信販会社 | 契約終了後5年 |
| JICC | 消費者金融・信販会社 | 契約終了後5年 |
| KSC | 銀行・信用金庫 | 自己破産等は手続きから7年程度 |
つまり、銀行系(KSC)は登録期間が長めの傾向があります。住宅ローンなど銀行のローンを考えている場合は、KSCの事故情報が消えているかを特に確認しましょう。
自分で信用情報を確認する方法
「事故情報が消えたかどうか」は、自分で開示請求して確認できます。申し込む前に確認しておくと、否決による無駄な履歴を避けられます。
信用情報の開示方法
- CIC:インターネットで即時開示が可能。手数料500〜1,000円程度
- JICC:スマホアプリ・郵送で開示可能
- KSC(全国銀行協会):インターネット・郵送で開示可能
開示報告書には「返済状況」や「異動」などの記載があります。事故情報は一般に「異動」と表示されるため、その記載が消えていれば回復のサインです。読み方が分からない場合は、各機関の案内や専門家に確認しましょう。
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回復後に信用を育てるコツ
事故情報が消えても、しばらく取引のない期間が続くと「クレジットヒストリーがない(いわゆるホワイト)」状態になり、いきなり高額ローンは通りにくいことがあります。次のステップで信用を育てましょう。
- 少額のクレジットカードから申し込む:まずは1枚、確実に作れそうなカードを
- スマホ本体の分割払いを利用する:小さな分割をきちんと払い、実績を作る
- 毎月遅れずに支払う:延滞は禁物。利用と返済の実績が信用を育てる
- 短期間に多重申し込みしない:1枚通ってから次、と段階を踏む
やってはいけないこと
回復前後のNG行動
- 事故情報が消える前に申し込む:否決履歴が約6か月残り、さらに不利に
- 短期間に何件も申し込む:「申し込みブラック」として警戒される
- 家族名義で借りようとする:名義貸しはトラブルのもと。絶対に避ける
- 「ブラックでも借りられる」業者に手を出す:ヤミ金の可能性が高い(ヤミ金の対処法)
まとめ
- 事故情報が消えればローン・クレカはまた作れる(永久ではない)
- 任意整理は完済から約5年、個人再生・自己破産は約5〜7年が目安
- 銀行系(KSC)は登録期間が長めなので住宅ローン前に要確認
- 申し込む前にCIC等で開示し、事故情報が消えたか確認する
- 回復後は少額カード・スマホ分割から実績を積んで信用を育てる
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よくある質問
債務整理後、ローンやクレジットカードはいつ作れますか?
信用情報の事故情報が消えるまでが目安です。任意整理は完済から約5年、個人再生・自己破産は手続きから約5〜7年が一般的です。この期間が過ぎて事故情報が消えれば、通常どおりローン・クレジットカードに申し込めるようになります。期間は信用情報機関(CIC・JICC・KSC)により異なります。
事故情報が消えたかどうかは自分で確認できますか?
はい。CIC・JICC・KSCの3つの信用情報機関は、本人が情報開示を請求できます。CICはインターネットで即時に開示でき、手数料は500〜1,000円程度です。申し込み前に開示して事故情報が消えているか確認しておくと、否決による無駄な申し込み履歴を避けられます。
事故情報が消える前に申し込むとどうなりますか?
審査に通らない可能性が高く、しかも「申し込んで否決された」履歴が約6か月残ります。短期間に何件も申し込むと「申し込みブラック」として警戒され、さらに通りにくくなります。事故情報が消えたことを確認してから申し込むのが鉄則です。
信用情報が回復したら、いきなり高額ローンは組めますか?
事故情報が消えても、過去の取引実績(クレジットヒストリー)がない状態のため、いきなり高額・好条件のローンは通りにくいことがあります。まずは少額のクレジットカードやスマホの分割払いなどで、きちんと支払う実績を積むと、信用が育ちやすくなります。
債務整理した会社のカードは将来また作れますか?
信用情報の事故情報が消えても、債務整理の対象にした会社(および同じグループ会社)は社内に記録(いわゆる社内ブラック)を残していることがあり、再度の取引を断られる場合があります。その場合は、過去に取引のない別の会社で申し込むのが現実的です。
賃貸契約や就職に債務整理は影響しますか?
原則として影響しません。一般の賃貸契約や就職活動で信用情報が照会されることは通常ありません。ただし、家賃保証会社が信販系(クレジットカード会社系列)の場合は、保証審査で信用情報が見られることがあります。その場合は信販系以外の保証会社を選ぶ方法があります。
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監修・執筆
よりそいマネー編集部
借金・債務整理に関する情報をわかりやすく提供することを目的として運営しています。記事の内容は公開情報・法令をもとに作成していますが、個別の判断は専門家にご確認ください。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別のアドバイスではありません。信用情報の登録期間は信用情報機関や時期により変更される場合があります。詳細は各信用情報機関にご確認ください。